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ジム・ジャームッシュ監督の映画を初めて見たのは高校生の時だった。”stranger paradise” “down by low” “permanent vacation” の3本を深夜のテレビで放送していたのを録画し、何度も見たのを覚えている。特に”down by low “はお気に入りでこの映画を通じてトムウェイツやジョン ルーリーを知ったりと、私の文化的情報世界を広げてくれた作品たちだった。きっと青春を謳歌してる高校生にとっては退屈な作品だろう、しかし当時の私にとっては作品の醸す雰囲気が 、日々の高校生活のだるい感じにしっくり...

April 1, 2020

『それから』という映画は、言わずと知れた夏目漱石の有名な小説を原作とする映画である。夏目漱石の作品を映画化したものはおそらく『坊ちゃん』や『心』など見た事があるが、あまり覚えていないくらいなので、私には面白いものではなかったのだろう。実際 漱石の小説を映画化するのは非常に難しそうだ。ストーリー自体は淡々としているので、そこを映像でなぞっても、だからどうしたとなるに違いない。漱石の文章の魅力は、やはり描写力だと言える、情景、心情の表現は素晴らしい。日本語の美しさとはこう言うものかと、たまに読み返すとつくづく思う。と私が言うもおこがまし...

2014年製作のこの映画は、アメリカで贋作を作るある男性についてのドキュメンタリーだ。男性はマーク ランディスと言って、独自に考えた技法で多くの有名作家の絵画やドローイングを模倣し、その贋作をアメリカの多くの美術館に寄贈していた。しかもそれがあたかも本物であるかの様に嘘をつき 自身も名前を変えるなどして美術館を騙していたのだ。ただ あくまでも寄贈であるので金銭の問題は発生せず、結局 詐欺事件とはならず罪には問われなかったと言う謎の贋作事件。なぜそんなことをしたのか? そこが最も興味深いところだろう。

私はなぜ彼がそんなことをしたか、と...

March 20, 2020

私がこの作品を見たのは、もう17年前ぐらいだ。オーストリア映画を探していた時、たまたま先入観なくレンタルショップで見つけたのがこの作品だった。簡単言うといわゆるboy meets girlストーリーだ。しかし、ひねくれた私が、それだけで心を動かされることはないので、もちろん少しクセのある構成でお話は進んでゆく。

作品自体は1995年の制作 今から(2020年)25年前の映画になる。古都ウィーンの街並みは変わらないし、俳優2人ともスタイルを持っているので特に古さも感じない。パリに行く列車の中で偶然出会ったアメリカ人の青年(ジェシー)とフ...

March 17, 2020

この映画を劇場で見たのは、コロナウィルスが叙々に国内に流行り出した頃だった。上映会開始時間ギリギリ劇場に駆け込むと、予想に反してほぼ満席状態、コロナで人が密集するところは避ける様にとニュースでも伝えている中、この映画は結構空いてるのではないかと、皆さん思い込んできたのかもしれない。劇場内は真っ暗、どうにか自分の席を見つけ マスクをつけたまま映画は始まった。

この監督 アリ アスターの映画は初めて見る、ウェブ広告では色彩豊かでホラーのイメージとはかけ離れた雰囲気を伝えている。そんなイメージのギャップに多くの人が興味をもったのかもしれない...

March 13, 2020

まず 『ブラックスワン』この映画は、公開当時、映画館にわざわざ見に行った作品だ。けれど、、体調が今一歩だった上に、主人公を追うように撮られているために画面が揺れる。しかも大きなスクリーンで揺れ、酔いやすい私は、気持ち悪さに耐えきれず、ストーリー半ばくらいで劇場を飛び出した。切迫感のあるおどろしいその画面と気持ち悪さの記憶がトラウマになって、この作品がDVDになっても見るのを避けていたが、しばらくして、いいレビューを目にすると、小さい画面なら大丈夫かもと再度挑戦、、 一転して、その刺激的な表現とナタリーポートマンの美しさと、素晴らしい...

March 11, 2020

芸術家を扱う映画は多く見てきたけれど、現代美術の世界を客観的に皮肉った映画は私自身はこの作品が初めてかもしれない。感想としては私にとってはブラックユーモアが効いた痛快なものだった。この映画の中で描かれている現代美術というものを、枠の外から見た時に、なんて滑稽なのかと感じられずにはいられない作品だ。特に知的に気取ったキュレーターという仕事の空虚さが、社会と美術館の中にあるアート作品の掲げる偽善との境目で垣間見られるのは、苦笑いするしかないのである。

もちろんこれを笑えるのも、少なからず私自身が美術界隈を知っているからだろう。かと言って知...

March 8, 2020

さて 自分の作品のホームページのブログに何を書くか、芸術についてやら書くのはどうも気が進まないし、かと言って、日記的に徒然なるままに何か思いを表出するのも苦手なもので、使えるのに使ってこなかった。ものつくりを基本にしている人間でも文章力のある人はいるけれど、それは作品説明が巧みだと言うことと、基本的に離れていた方がいいと思ってる。なぜなら言葉で明解に表せるなら視覚優先の作品なんて作らなくていいからだ。

それで思いついたのは自分なりの映画感想文はどうだろうと。10代の頃から映画は大好きで、夜中こそこそ起きて マニアックな映画を見ていたの...

September 16, 2017

とうとう作品のホームページを制作しました。全く成長の遅い自分にびっくりしています。今までいろいろと制作スタイルを迷ってきた中で、自分で納得する提示の仕方を見つけられたと感じたからかもしれません。年の功?と言うこともありますが 自分の持つある性質からそうならざるえなかったことも気付いたばかりです

そして、自分にはこれしか出来ませんと、自信を持って言えるように 希望を込めて。。 どうぞよろしくお願いいたします。

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